試験問題とルーツの話
お久しぶりです、おはこんにちばんは。
国公立の結果はまだです。
私立はね……
全部落ちちゃったね……。
そんな訳で今現在絶賛奮闘中でして。私立後期を受けています。我ながら恵まれてるな〜と思います。体と心は疲労MAXですけどね。
さて今日も試験を受けたのですけど、科目は基本英語が必須でして、当然まとまった文章を読むのですが。
今日のホント、私のルーツ、というか父の悪行がよく分かる文章だったんです。
生理前なのもあるかもなんですが、試験中めっちゃ落ち込む羽目になったので、ヤケになってここにその仔細を綴ることにしました。
さて本文での話題は、想像力(Imagination)と子供の教育について。
知識よりも想像力を育てよ、みたいなことをアインシュタインが言ったとか言わないとか。とにかく、いつものよくある過去の偉人の発言や故事成語を証拠にあげながら、要は「想像力を育てたらすごい子に育つよ!」的な感じでした。
そこで、想像力を育てる方法についての部分で、子供と一緒に物語を作ってみたり、芸術的なこと(例えば絵や音楽)を自由にさせてみたり、という当たり前のことが上げられていまして。
まあいつもならスルーできたんですが。
今日は何故か過去を強く思い出してしまいました……。
実は、今からもう10年くらい前の話なのですが、絵のコンクールで相当良い賞を貰ったことがあります。小学生を対象にしたものでした。
決められたいくつかの中から題材を選び、それを描くだけ。
夏休みの宿題でした。
でも私ってばその頃から面倒くさがりだったので、夏休みの宿題なぞする訳もなく。
心配した母が、父に一緒にやってあげて、と言ったのだろうと思います。
そこからが地獄でした。
夜、父が仕事から帰ってから一緒に絵を描きます。
まず題材を決めるところからですが、正直どれも楽しそうでなくて何もやりたくなかったのを覚えています。
でもやらねばなりません。(今思えばやらなくていいんですけどね)
父のパソコンのスクリーンに映し出されたいくつかの写真の中から、渋々ひとつを選びました。
その時の私は事の展開を理解していませんでした。写真選んでどうするの?と。
鉛筆でこれを描く。
はあ?と思いました。嫌でした。描きたくなかったです。
休日だったか、夜中だったか。
「そこはそんなんじゃないやろ。」
書いては怒られ、消され、書き直す。
夜中までやりました。
幼い私には限界でした。
眠くてたまらず寝そうになっている私を、横で叱咤する父。
母は妹の世話で精一杯で、こちらには気づいていなかったと思います。
とても嫌だったことだけを覚えている。
確か残りの日にちも少なかったから、夜までやっていた気もします。
無理やり数日で完成させた絵を、誇らしげに見ている父を覚えています。
今考えると、本当に私よくあの時暴れなかったなと思うのですけど。怒られる方が怖くて、怯えてやっていたような気がします。
まあそんな、ほとんど父が描いたような絵を学校に出しに行って、しばらくして。
受賞して。
日曜が授賞式で潰れて。
次の日賞状を学校に持っていって。
朝礼でまた、みんなの前で賞状を渡されて。
そのときは、なんとなく嬉しかったですけど。
それ以来、やっぱり正しくないことはしてはいけないと思うようになったし。
今もそれは続いています。
時代がそうしたのか、父の生まれた環境がそうだったのか、何が因果かわからないけれど。
そんなことを考えながら試験問題を解きました。
こんなので受かる気がしませんけど(笑)
こういう過去も己のルーツであると受け入れて生きていくのはしんどいな、とおもいながら、明日も受験しに行きます。
早く終わってほしいな。