失恋した話
前々から書こう書きます書く〜なんて言ってた話をひとつ。失恋の話です。というかこれは恋だったのかしらという話。
以前から「あの子」として度々このブログでもフィクションを織り交ぜながら恋の話をしていましたが。
なんと。
彼氏が出来たそうですフゥーーーッ!
彼女は現役で合格していたので私より一年ほど先に大学生活を送っていたわけですが、その中で出会った子と付き合いだしたそう。
おしゃべりしようと久々にランチに行ったらこの仕打ちですよ。泣かずに話し続けた私を褒めて欲しかったです。実際は心のうちで何かがどんどん崩れていくのを感じながら、必死に親友の幸せを喜ぶ演技をしていました。我ながら健気すぎる。
そもそも、待ち合わせに現れた時点からそんな気はしていたんです。だってあまりにも変化していたから。何かあったなこれはって、さすがに誰でも察するレベルの変化でした。それに逐一ちょうど気づいたフリしては話の種にして、彼女の声を沢山聞いて、それはもう楽しかったのに。なんでかなー。
でも、私にそれ以外の道は無かったとも思うんです。この気持ちを口にしなかった時点で、私は進展を望んだわけではなかったんですもの。ただひっそり、片思いを楽しんでいただけです。言い訳がましいですけどね。
まあそんなこと考えながら話して、後半ほとんど楽しめなくてあんまりだったんですけど、しばらくしてから帰りました。
帰る道すがら電車の中で放心しているようでいて、脳裏ではチラチラと失恋を否定するような文言ばかりが浮かびました。線香花火みたいに弾けては散っていく言葉たち。その中身は全部同じ、そもそも恋ではなかったのではないか、というだけのもの。
そもそも恋ではなかったならば、失恋でもなく、悲しむ必要も無いという。そういう言い訳に言い訳を重ねたような脆い塊が、形を成しては崩れていく。そんな感じでした。
そのあと何日かは本当に何もかもが不鮮明になって、そのことを認めたくなくて二次元に走ろうとしました。無理でした。
一度泣いてみようとした時、一滴も涙が出てこなくて困りました。
失恋を何とか受け入れようとした結果の行動だったので、まさか泣けないとは思わなかったんです。悲しすぎて泣けないのかと思ったけど、そんなに悲しんでないのかなとも考えられて、なんだか自分で自分が分からなくなってしまってた。
彼女が結婚したら泣くのかな、なんて考えたりはしたけど確証はなく。
ただ彼女が死んだら悲しいし泣くだろうと。縁起でもないことばかりが想起されて。
それ以降、彼女とは連絡をとってません。会っても楽しめる気がしないから。
あまりに自分勝手な気もするんですけど、向こうに誘われるのを待てばいいかなって感じです。
そんなこんなで失恋の話、これにておしまい!
としたかったのですが。
ワタクシ、さらに再び失恋をしておりまして。
思い返すと、こんな短期間に2回も失恋する?って笑けてくるんですけど、実際したんですね。
相手はサークルの先輩、男の人なんですけど。
チーム分けで一緒になって、がんばろーって感じで色々教えて貰ってて。技術もあるしやさしいし、憧れも混ざってたと思います。輝いて見えちゃって。
だからサークルのある日は頑張ってオシャレして行ってたんです。
でもね。
ある日。サークル内でカップルの話になって。
同回の子たちと「あの先輩とあの先輩、付き合ってんの?」みたいな情報交換をしたんですよ。
そしたら!
片思いしてた先輩に!
彼女いた!!!!!!!
泣きはしなかったけど1日引き摺りました。
今でもサークル内で会うと傷が疼いて辛いです。これまでなら好きにならなかったようなタイプの顔で、だから恋に気づいけたんですけど、おかげで顔を見る度心が掻き乱される。まだ引き摺ってるなあ。
でも私の生活に1ヶ月くらい彩りを与えてくれたし、そのお陰で前の失恋も乗り越えられたし、良い恋だったのではと思いたい。です。
というわけで改めまして。
以上!私の失恋譚でした!!!!!!
読んでくださってありがとうございました!