今日は何を歌う

日記のようなもの。

手紙の話

 

ご無沙汰しております。みなさんお元気ですか。

 

私はといえば、また同じ過ちを繰り返し、2日ほど予備校を休みました。

やっちまったな!(クールポコ)(古い)

 

さて、予備校を休んで、ひたすら体力の回復に務めたあと、気力の回復のために色々やってみたんですが、その中で一番効果が高かったのが、「手紙を書く」だったので、そのあらましをここに記録します。

 

 

まず、手紙を書くに至った経緯を。

私の過去の記事をいくつか読んでいただければ、私の考えこみがちな性格は分かってもらえるかも知れません。

とにかく悩む時は悩み抜いてしまうせいで、かなりの確率で袋小路に追い詰められ、泣く羽目になります。

しかしここで「これからずっとそんなんではやばい」と一念発起、人に頼ること、甘えることに慣れようと、人に相談するようにしようと考えました。

ところが悲しいかな、浪人生活に友達がほとんどおりませんで、頼れる存在が少なく。

どうすれば!!?と叫んで思いついたのが手紙でした。

 

 

余談ですが。

ネットネイティブ、と呼ばれる世代には近いのですが、私はLINEがどうも苦手でして。

というのも、送ったメッセージに、ものの数秒で返事を送ってくるような友達が多くて、最近ついていけなくなったんです。

LINEの既読システムはとても便利な反面、メッセージを推敲しがちな私には、2文目を書いている最中についてしまう既読が、催促にしか見えず、なかなか苦しい。

軽いやりとりやおしゃべりを文字の応酬に切り替えられることは、とても便利なんですが、それに特化しているがため、人に相談するには向かない。

そんなわけで、SNSにも長所短所が存在するという意味で、手紙じゃなくてもいいじゃない、という意見は割愛させていただきます。

 

 

さて本題です。

手紙を、信頼できる友達に許可をもらって、書いたわけなんですが。

気力の回復度が半端ない。

ほんとね、書いた後とても気持ちが楽だったんです。

 

書いた際に留意したのは、

  • 相手に話しているつもりで書く
  • 悩んでいる物事そのものよりは、むしろ話したいことを書く

ということでした。

 

冒頭で、「人に相談する」と書いた手前、相談してないことをツッコまれると痛いのですが、多分、私にとってこの内容が、広義での「相談」に含まれるのかと。

 

こじつけだと言われるとそれまでですけど。

 

人に相談するというのを、私は重く捉えがちで。

なんかこう真剣に話をするイメージが強いんです。

でも、それだけが相談ではないかもしれない。

内容の解決だけが目的ではないのかもしれない。

そう考えるとなんだか、相談しやすくなる気がして。

 

そんなふうに私の中では相談のつもりで、伝えたいことを話すように手紙を書いてみたところ。

とっても元気になりまして。

いや、我ながら嘘やん、と思う程とんでもなく精神的回復に成功して、ビックリしました。

 

だからみなさん手紙を書きましょう!と言いたいかというと、そうではなく。

なんでこんなふうに回復出来たのか、私なりに考えてみたんで、それを聞いて(読んで?)いただきたい。

 

※以降、私個人の感想です。

 

手紙を書く際、私がしたのは

【悩んでいることを一旦おいておく】

に尽きます。

すなわち、悩みを根本的に解決するのではなく、頭の外に放り出したわけです。

 

大人のみなさん、特に人生経験豊富な方にすれば「解決出来ない問題は考えない」というのは定石だろうし、私自身、相談する大人のほとんどに「若いから考えちゃうよね、でも考えても仕方ないことだから」と言われまくりました。

でも、誰一人として「考えないようにする」具体的な策は教えてくれなかった。

もちろん、その方法が人によるものだから、どうすればいいか大まかにしか言えないのは分かります。音楽聴くとか本読むとか〜と例をあげてくれた人もいました。

でも、それって行動に移す気力が存在しないと不可能なんです。

気力を回復するために必要な気力、それすらない時にどうすればいいのか。

 

私の場合、体力も気力も尽きかけていても、頭だけはクリアということがよくあって、悩みだけがどんどん深まりがちです。

どうにかして別のことを考えていても、どうしても悩みに向かってしまう。

 

どうすれば、悩みを頭から消しされるのか。

 

その問題にひとつの解決策をもたらしてくれたのが手紙です。

相手のことを考える。

手紙を通して、この内容おもしろがってくれるかな、あの話したことあったかな、と考える。

すると、自分(の中の悩み)から視点が逸れる。

 

もちろん、こんな話読んで面白いと思ってくれるはずない、とか考え始めてしまうかも知れませんが。

相手を楽しませることを第一に書いていると、自分まで楽しくなってくるんです。ほんとに。

自分にとって楽しくない話を、相手が楽しむはずないですから。

もしそんな相手なら、手紙を書く相手を変えるべき。

 

ちなみにここで手紙の特徴である「書いてから読まれるまでに一定の時間がかかる」ことが効いてきます。

SNSでは、基本的に1日のうちに返事が返ってくることが分かっているので、どうしても「相手が楽しんでくれるかどうか」を熟考しなくなりがちです。

その点、書くことそのものにそれなりの時間を要する手紙では、相手のことを考える時間がとても多くなる。

そんなわけで、手紙って案外いい気がします。

 

もちろん、手紙である必要性はなく、自分ではない誰かのことを考えることが要点なので、無理に手紙を書く相手を探さないといけない訳ではありません。

けれど、入出力の話での考察を踏まえれば、手紙を書く行為は出力にも繋がるので、より良いのではないかな、と思っています。

 

もし誰か疲れきった方がこの方法で少しでも元気になれたらいいな、と思っています。

 

 

 

 

P.S.今日のうた「零-zero-」福山雅治

今年の映画コナン「ゼロの執行人」の主題歌。まだ見に行けてないんですけど、息抜きがてらGWに友達と行こうと思ってます。曲だけでも素敵なので、よろしければ。