泣いた話
泣くと、頭が痺れるように感じるのは私だけなんだろうか。
しゃくりあげて、嗚咽さえして、ボロボロに泣くことが、まま有る。この2年は何故か多くて、泣く度に人に慰めてもらってなんとか生きている、気がする。幸せな環境だな、と毎度思う。
そしてその度、痺れる頭で思う。泣かないようになりたい。
泣かない人を強い人だと、いつからか思い始めた。漫画の影響かな。歯を食いしばって怪我をしても戦い続けるヒーローは、いつもかっこいい。
でもそれは、欺瞞なのかもしれないな。弱さを見せられる人が周りにいる強さを、そのヒーローは持っていないから。
それでもやっぱり、できるだけ泣きたくないとは思うわけで。心配かけたくないし。申し訳なくなる。ごめんね。大したことじゃないのに泣いている私を、気にかけてくれる泣かない強い人たち。
そんな私なのに、最近やっと、泣いている時はそばにいてあげる方がいいって、気づいた。もともと家で泣く時は一人がいいから部屋に閉じこもるのが普通で、周りの人もそうだと思っていた。けど、人前で泣いてしまうようになってから、人の優しさを感じるようになった。時にはひとりになりたいこともあるから、必ずしもそばにいるほうがいいとは限らない。とは言え、どちらにしろ、それはその判断そのものが優しさなのかと思う。
だからそんな優しさを感じると、自分に自信の無い私は、こんな私にごめんね、と本当に申し訳なくなるのだ。
気持ちの決壊。頭の中がぐるぐるして、止まらなくなると、その波が涙袋の防波堤を超えて、人前に出る。正直、泣きそうだとわかっていて行動して、結局泣く、ということが多くて自分の学習能力のNASAに更に泣けてくる。いや、泣かないけど。
とりあえず今日は、受験勉強のことで色々悩んでて泣いた。こんな、全然勉強してない私が、本当に頑張ってる人より上のクラスで申し訳ないし、先生の時間を貰うのもいたたまれないし、居ていいのか、と思いさえする。頑張ってる人は応援してもらえたら嬉しいけど、私まだ全然頑張ってないよ。こんな私でごめんよ…。
ちょっと復活しつつあるけど、焦りは消えず、ネガティブ思考は深まるばかり。どうなるかは分からないけど、いい方向に持っていきたいな。
一番いいのは泣かずに楽しくやることだけどね。
お風呂で歌って憂さ晴らししてきまーす。