今日は何を歌う

日記のようなもの。

期待の話

 

ちょっと前のことなんだけど、文章書きたいので、備忘録として。

 

どこの高校でもあるものだろうが、うちの学校でもクラス分けは成績が基準。

で、元々上のクラスだった友達が落ちたことがあった。Aちゃんって呼ぶことにします。

そのAちゃんがね、もともとぶっ飛んだ性格で、常識は知ってるし人に迷惑をかけないいい子なのに、毎日同じもの食べたいとか言うし、何にでも柚子胡椒かけてたりするんだけど。

何かの流れで、後輩にこれくらい出来るだろうって期待しても無駄だねっていう話になった時に、そのAちゃんが、

「そんなん、出来へん子に何期待しても無駄やで。私、人には相手のできることしか頼めへんもん。その子に合わせなやって行かれへん。」

って言い放ってね。まあその時私達は高1か高2だったんだけど、目からうろこの発言だったの。

「上のクラスの子は全然、周りのこととか考えられるやんか。でも、うちのクラスの男子なんかもう、なんも期待したらあかんねん、文化祭の準備とか、割り振り気ぃ使わなあかんし。」

 

その時私は確か、後輩の指導に悩んでたんだけど、期待しても返してくれない苛立ちが先行していて、いい態度がとれないことがさらにストレスになってて。

期待する前に教えなきゃ無理なんだって。言葉にしなきゃ伝わんないってことを、はっきり言われて初めて気づいたの。

 

衝撃だよねほんと。同い年のAちゃんが人を使うという点で圧倒的な悟りの境地に達してんだもん。いつもぶっ飛んでるのに。

 

そんな経験したから、以降私は、人には自分の知らない良い部分があるかもしれないことを忘れずに、でも期待はしないってことを実践しているつもり。

ただでも期待って、相手を信用してないとできないことだから、無意識に期待してる時は、私ってば相手のことめっちゃ信用してるやん、って思って楽しむことにもしていて。

だからなんて言うんだろ、期待とか信頼とか、そういう無意識での相手への反応って、“自分”が出てくる気もするけど、時にマイナスに働くから、常日頃から気をつけていこうと思いました。

 

以上、眠いから寝よ。